iPadが充電停止中になるのはなぜですか？原因は？
iPadの充電停止中の解除方法はどうすればいい？
iPadの充電停止中のままだったら修理に出すべきか？
iPadが急に充電停止中になる原因は以下のとおりです。
- 原因① 純正品もしくはMFi認証品以外の充電器やケーブルを利用しているから
- 原因② パソコンから充電しているから
- 原因③ iPadの充電口が壊れているから
- 原因④ 温度が高温・低温すぎるから
なお、充電停止になった場合の解除方法は次のとおりです。
今回の記事では、iPadが急に充電停止中になる原因や解除方法について解説します。
記事を読むことで、解決方法がわかり、iPadを充電できるようになるので、ぜひ参考にしてください。
iPadが急に充電停止中になるのはなぜ？原因4つを紹介
iPadが充電停止中になる原因は以下の4つです。
- 原因① 純正品もしくはMFi認証品以外のケーブルを使っているから
- 原因② パソコンのハブに接続するなどで供給電力が不足しているから
- 原因③ iPadのコネクターが損傷しているから
- 原因④ 温度が高温もしくは低温だと充電しないように設定されているから
それぞれ詳しく解説しますので、急に充電停止中になり原因がわからない方は、当てはまるかどうか確認しながら参考にしてください。
原因① 純正品もしくはMFi認証品以外のケーブルを使っているから
iPadが充電停止中になるのは、Apple純正品やMFi認証を受けていないケーブルを使っていることが原因のひとつです。
これらのケーブルはAppleの規格に準拠しておらず、適切な電力供給やデータ通信が行えません。
実際に安価なサードパーティ製ケーブルを使用すると、「充電停止中」の表示が出るケースがあります。
信頼性の高いApple純正品またはMFi認証ケーブルに切り替えることで、正常な充電が再開されます。
原因② パソコンのハブに接続するなどで供給電力が不足しているから
パソコンのUSBポートやハブ経由で接続すると供給電力が不足すると、iPadの充電が止まることがあります。
特に電力の弱いUSBポートでは、iPadが必要とする電力を確保できず、充電が止まってしまいます。
ハブを介した接続やノートパソコンのUSBポートを使用した際に発生しやすいです。
充電にはApple純正の20Wアダプタや高出力のUSB-Cポートを使用することが効果的です。
原因③ iPadのコネクターが損傷しているから
iPadが充電停止中になる原因のひとつに、本体のコネクター部分の損傷や汚れがあります。
充電が停止するのは、端子の摩耗や内部のホコリ、異物の詰まりが原因で接触不良が起きるからです。
例えばポケット内の金属片やゴミが差込口に入り込むと、電流が正常に流れません。
充電トラブルが続く場合は、静電ブラシや乾いた綿棒で清掃し、それでも改善しないときは修理を検討してください。
原因④ 温度が高温もしくは低温だと充電しないように設定されているから
iPadが充電停止中になる原因のひとつに、本体の温度が高すぎるか低すぎることがあります。
iPadは安全を守るため、周囲の温度が一定の範囲を超えると自動的に充電が停止する仕組みです。
高温の車内や直射日光の下では「充電は再開されます」と表示され、充電が中断されることがあります。
このような場合は、冷却のために日陰に移動し、ケースを外してしばらく待つことが効果的です。
iPadの充電停止中の解除方法
iPadが急に充電停止中になる原因を紹介しましたが、次に原因に応じた解除方法について解説します。
- ACアダプターや充電ケーブルを新しく買う
- ケーブルの挿入口を清掃する
- iPadを再起動する
- iPadを強制再起動する
- OSを最新にする
- ストレージ容量を空ける
- 初期化する
それぞれの詳細なやり方や、やってはいけない方法についても詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ACアダプターや充電ケーブルを新しく買う
iPadの充電停止中を解消するには、ACアダプターや充電ケーブルを新しくするのが効果的です。
断線や規格外のケーブルは電力供給が不安定になり、正常な充電が行えなくなる場合があります。
Apple純正の20WアダプターやMFi認証を受けたケーブルに交換することで、充電が再開されるケースは多く報告されています。
不具合が続くときは、アダプターやケーブルの交換を試すことがおすすめです。
ケーブルの挿入口を清掃する
iPadの充電停止中を改善するには、ケーブルの挿入口を清掃するのがおすすめです。
差込口にホコリや異物が詰まると接触不良を起こし、電力が正常に伝わらなくなります。
ポケットのゴミや金属片が入り込むと充電が停止する原因になり、静電ブラシや乾いた綿棒での清掃が効果を発揮します。
電源を切った状態で慎重に清掃することで、接触が回復し充電が再開される可能性があります。
なお、iPadのケーブルの挿入口の掃除に利用してはいけないアイテムがありますので、理由と合わせて確認してください。
| 使用NGのもの | 理由 |
|---|---|
| 金属製のピンセットや針 | 端子を傷つけたり、ショートの原因になる可能性があります。 |
| ウェットティッシュや濡れた布 | 水分が内部に入り込み、ショートや腐食を引き起こす危険があります。 |
| エアダスター（高圧タイプ） | 強い圧力でホコリを押し込んだり、結露を生じることがあります。 |
| 掃除機やブロワー | 過度な吸引・送風で内部パーツが損傷するおそれがあります。 |
| 接点復活スプレーや液体洗浄剤 | 導電成分や液体が内部に残ると、不具合や故障の原因になります。 |
iPadを再起動する
iPadが充電停止中になる症状は、再起動することで解消される場合があります。
システムの一時的な不具合やOSの動作エラーにより、充電制御が正常に働かなくなることがあるからです。
ホームボタンの有無に応じた通常の再起動を実行することで復旧するケースが報告されています。
電源を入れ直すだけでも改善することがあるため、初期段階の対処法としておすすめです。
なお、再起動方法はホームボタンのあるiPadとないもので以下のように違います。
ホームボタンのあるiPadの再起動方法
ホームボタンのあるiPadの再起動方法は以下の手順で行います。
ホームボタンのないiPadの再起動方法
ホームボタンのないiPadの再起動方法は以下の手順で行います。
iPadを強制再起動する
iPadが充電停止中のまま改善しない場合は、強制再起動を試すことが効果的です。
一時的なシステムエラーやOSの不具合が原因で、充電制御が正常に動作していない可能性があるためです。
電源を完全にリセットすることで、充電機能が復帰することがあります。
なお、強制再起動方法はホームボタンのあるiPadとないもので以下のように違います。
ホームボタンのあるiPadの強制再起動方法
ホームボタンのあるiPadの強制再起動方法は以下の手順で行います。
ホームボタンのないiPadの強制再起動方法
ホームボタンのないiPadの強制再起動方法は以下の手順で行います。
OSを最新にする
iPadの充電停止中の状態は、OSを最新バージョンに更新することで改善される可能性があります。
古いiPadOSには充電や電源管理に関する不具合が含まれていることがあるためです。
実際にiPadOS 16以前では充電が停止する症状があり、アップデート後に解消された報告も見られます。
安定した動作を維持するためにも、OSの更新はこまめに行うことが大切です。
なお、iPadのOSをアップデートする場合は以下の2通りの方法があります。
- WiFi経由でiPadのOSをアップデートする
- Finder経由でMacBookを使用してアップデートする
それぞれのやり方について解説します。
WiFi経由でiPadのOSをアップデートする方法
WiFi経由でiPadのOSをアップデートする方法は以下の手順で行います。
Finder経由でMacBookを使用してアップデートする方法
MacBook経由でiPadのOSをアップデートする方法は以下の手順で行います。
なお、アップデートが完了するまでMacとiPadのケーブルは接続したままにしておくようにしてください。
ストレージ容量を空ける
iPadの充電停止中を改善する方法として、ストレージ容量を空けることもその一つです。
本体の容量がほぼ満杯になると、iPadOSの処理に影響を及ぼし、充電制御が正常に機能しなくなる可能性があるからです。
アプリの動作やバックグラウンド処理が滞り、充電が中断される例も報告されています。
写真や動画、不要なアプリを削除して空き容量を確保することで、改善が期待できます。
ストレージ容量を空けるための具体的な方法は以下のとおりです。
- 使っていないアプリを削る
- iCloudに写真を保存する
- キャッシュを消す
- 大容量の添付ファイルを再検討する
使っていないアプリを削る
使ってないアプリを削る方法は次のとおりです。
まずは手動で削除する方法を紹介します。
次は未使用アプリの自動削除を有効にする方法です。
iCloudに写真を保存する
iCloudに写真を保存してストレージ容量を確保するのは、次の手順で行います。
キャッシュを消す
※アプリによってはアプリ内でキャッシュ削除があります。
初期化する
iPadの充電停止中の不具合が解消しない場合は、初期化を行うことが最終手段となります。
内部設定やシステムの不具合が原因で充電制御に支障が出ていることがあるためです。
実際にすべての設定をリセットしたり、iPadを初期状態に戻したことで充電が再開した事例も確認されています。
初期化の前には、iCloudやパソコンで必ずバックアップを取ってから実行してください。
解除方法を試しても充電できない場合の対処法
先ほど解除方法を大きく分けて6つ紹介しましたが、それでも充電停止中が継続することがありますが、その場合はiPad自体の修理が必要です。
iPadの修理方法は以下の2つです。
- 正規店に修理を依頼する
- 専門業者の修理を依頼する
それぞれのメリットについて解説しているので、解除方法を試しても充電が止まったままの方はぜひ参考にしてください。
正規店に修理を依頼する
iPadの充電停止中が改善しない場合は、Appleの正規店に修理を依頼するのが最も安全な方法です。
Apple認定の技術者が純正部品を使って修理するため、信頼性が高く保証も適用されます。
AppleCare+に加入していればバッテリーや充電ポートの修理が無償または定額で受けられ、配送修理にも対応しています。
自己解決が難しい場合は、早めに正規店での診断と修理を検討することが確実です。
専門業者の修理を依頼する
iPadの充電停止中が直らない場合は、専門業者に修理を依頼するという選択肢もあります。
正規店では本体交換となる故障でも、専門業者なら充電ポートのみを修理できることがあるためです。
費用も抑えられ、データを消さずに修理できる業者も多く、総務省登録の店舗を選べば信頼性も確保できます。
パーツ単位で対応可能な専門業者の利用は、費用と利便性の両面で有効な手段です。
iPadが充電停止中になるのはなぜのまとめ
iPadが充電停止中になる主な原因には、非純正ケーブルの使用や電力供給の不足、コネクター部分の汚れや損傷、本体の高温・低温状態などが挙げられます。
これらの不具合を解消するには、ケーブルの交換、挿入口の清掃、再起動や強制再起動、OSの更新、ストレージの整理などを順に試すことが大切です。
特に高温の車内や過酷な環境では一時的に充電が停止されることがあり、冷却によって改善するケースもあります。
それでも改善しない場合は、初期化を行ったうえで、Appleの正規店または信頼できる専門修理業者に相談するようにしてください。
原因を特定し、段階的に対応することで、安全に問題を解消できるので、記事を読み解除方法を試してください。
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