「iPadのセルラーモデルは買うと後悔する理由とは?」
「iPadのセルラーモデルからWiFiモデルに変更はできますか?」
「iPadのセルラーモデルはどこで契約すれば良い?」
iPadのセルラーモデルはほとんどの人が買うと後悔しますが、その理由は以下のとおりです。

したがって、ほとんどの人はiPadを買う時にWiFiモデルを買うのがおすすめです。
なお、WiFiモデルとセルラーモデルの購入をおすすめする人は、それぞれ以下のとおりです。
iPadのWiFiモデルの購入をおすすめする人 | iPadのセルラーモデルの購入をおすすめする人 |
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今回の記事では、iPadのセルラーモデルを

iPadのセルラーモデルを買うとほとんどの人が後悔する理由

結論から言うと、iPadのセルラーモデルを買うとほとんどの人は後悔します。
後悔する理由については以下のとおりです。
- 端末料金はセルラーモデルの方が高い
- キャリア(ドコモなど)と契約すると月額通信料がかかる
- 携帯ショップで言われるがままに購入した
- WiFiモデルとの違いが分からず購入した
- iPadだけで利用するケースが少ない
- 回線契約しない場合でもWiFiがあれば使える
- 購入後にセルラーモデルからWiFiモデルに変更できない
セルラーモデルは端末料金が高いことや月額通信料がかかってしまうなどの点が挙げられますので、ぜひ参考にしてください。
端末料金はセルラーモデルの方が高い

iPadのセルラーモデルはWi‑Fiモデルに比べて端末価格が大幅に上がります。
以下は、Apple公式サイトおよびドコモのiPadのセルラーモデルとWiFiモデルの価格差を示した表です。
機種(ストレージ) | ドコモ セルラー価格 | Apple セルラー価格 | Apple Wi‑Fi価格 |
---|---|---|---|
iPad Pro 11インチ(256GB) | ¥239,910 | ¥204,800 | ¥168,800 |
iPad Pro 13インチ(256GB) | ¥298,870 | ¥218,800 | ¥218,800 |
iPad Air 11インチ(128GB) | ¥135,850 | ¥124,800 | ¥98,800 |
iPad(11世代, 128GB) | ¥99,990 | ¥84,800 | ¥58,800 |
iPad mini(128GB) | ¥125,730 | ¥104,800 | ¥78,800 |
表のとおり、WiFiモデルよりもセルラーモデルの方が割高となっていて、ドコモなどのキャリアでiPadを購入するとさらに値段は上がります。
通信機能を活かさないなら、割高な端末費用が後悔の要因になります。
キャリア(ドコモなど)と契約すると月額通信料がかかる
iPadのセルラーモデルをキャリアで契約すると、Wi‑Fiモデルにはない月額通信料が発生します。
例えば、ドコモの5Gギガホ プレミアでは月3,465円(割引後)で、年間では約41,580円の負担増です。
自宅や職場にWi‑Fi環境が整っていれば通信契約が不要な場面も多く、実際に使う機会が限られるケースもあります。
このように活用頻度と支出が見合わないと、契約を後悔する原因になります。
携帯ショップで言われるがままに購入した
iPadのセルラーモデルは、携帯ショップで勧められるまま契約して後悔する人が少なくありません。
「外出先でも通信できて便利」と説明されますが、実際には自宅や職場のWi‑Fiで十分だったという声も多いです。
その場で通信契約も勧められ、月額費用が発生し、端末代と合わせて総コストが増大します。
購入前には使用環境を見直し、セルラーが本当に必要かを自分で判断することが大切です。
WiFiモデルとの違いが分からず購入した
iPadのセルラーモデルとWi‑Fiモデルの違いを理解せずに購入すると、期待外れの結果になりやすくなります。
セルラーモデルにはSIMスロットやGPS機能がありますが、普段Wi‑Fi環境下でしか使わない場合はその利点を実感しにくいです。
価格差が1万〜3万円以上あるため、使わない機能に支払う形になると後悔の要因になります。
購入前に両モデルの仕様と価格差を比較し、自分の用途に合ったモデルを選ぶことが大切です。
iPadだけで利用するケースが少ない
iPadを通信端末として単独で使う機会は限られており、セルラーモデルの通信機能を活かせない人が多くいます。
現代のスマートフォンを常に持ち歩く生活環境では、iPadだけで外出時に通信する場面は極めて少数です。
例えばiPhoneのテザリング機能を使えば、Wi‑Fiモデルでも外出先で問題なく利用できます。
持ち歩く端末が複数あるなら、通信機能の重複は避けるべきです。
このような利用スタイルであれば、セルラーモデルは無駄な出費となります。
SIM契約しない場合でもWiFiがあれば使える
iPadのセルラーモデルは、回線契約をしなければWi‑Fiモデルと同じ使い方になります。
Wi‑Fi環境が整っていればSIMを使わずに通信できるため、実際にはWi‑Fiモデルと差がなくなります。
その場合、毎月の通信費は発生しないものの、高額な端末代を支払っているにもかかわらず通信機能を活かせません。
利用予定に回線契約が含まれていないのであれば、Wi‑Fiモデルの方が無駄なく合理的です。
購入後にセルラーモデルからWiFiモデルに変更できない
Padは購入後にセルラーモデルからWi‑Fiモデルへ変更できない仕様であり、通信方式は端末ごとに固定されています。
通信機能は本体に組み込まれているため、あとから無効化したり取り外すことはできません。
その結果、SIMを使わずWi‑Fiのみで利用する場合でも、使わない通信機能に対して高額な端末代を払い続けることになります。
購入時には用途を見極め、通信機能が本当に必要かを検討することが重要です。
iPadのWiFiモデルとセルラーモデルの違いを比較

ここまでiPadのセルラーモデルを購入するとほとんどの人が後悔すると紹介しましたが、似たものとしてWiFiモデルがあります。
ここでは、iPadのWiFiモデルとセルラーモデルの違いを比較します。
単体で使うならセルラーモデル
iPadを単体で利用する場面が多いなら、セルラーモデルの方が利便性に優れています。
Wi‑Fiモデルは無線LANがある場所に限られますが、セルラーモデルはSIMやeSIMを利用してどこでも通信可能です。
公園やバスの中、旅行先などWi‑Fiが届かない環境でも地図アプリやクラウド資料に即時アクセスできます。
こうした利用が想定されるなら、セルラーモデルを選ぶことが現実的です。
GPSを利用するならセルラーモデル
iPadで位置情報を正確に取得したいなら、セルラーモデルを選ぶことをおすすめします。
Wi‑FiモデルにはGPSが非搭載であり、周囲のWi‑Fi電波をもとにした簡易的な位置測位しか行えないからです。
一方、セルラーモデルにはGPSやGLONASS、Galileoなどの衛星測位機能が備わり、ナビアプリやマップを正確に使用できます。
外出時に地図機能を活用する機会が多いなら、測位性能を備えたセルラーモデルの方が明確に有利です。
eSIMならセルラーモデル
eSIMを利用する予定があるなら、iPadはセルラーモデルを選ぶことが前提になります。
Wi‑FiモデルにはSIMスロットが搭載されておらず、物理SIMもeSIMも使用できません。
セルラーモデルはeSIMプロファイルのダウンロードによって即時通信が可能で、アプリやQRコードにも対応しています。
海外旅行や長期出張で現地通信を使いたい人にとって、カード不要で契約できる柔軟性は大きな魅力です。
デザインの良さはWiFiモデル
iPadのデザイン性を重視するなら、Wi‑Fiモデルを選ぶ方が見た目の完成度は高くなります。
セルラーモデルは通信機能のために背面に白や黒のアンテナラインが入り、アルミ素材の統一感が損なわれる構造だからです。
一方、Wi‑Fiモデルは背面すべてが金属素材で構成され、継ぎ目のない滑らかな外観と手触りを両立しています。
美しさや質感にこだわる人には、洗練された印象を与えるWi‑Fiモデルがおすすめです。
iPadのWiFiモデルがおすすめな人
ここまでiPadのセルラーモデルとWiFiモデルの違いや後悔する理由について紹介しましたが、それを踏まえてWiFiモデルを買うのにおすすめな人を解説します。
- iPadを初めて買う人
- 安いiPadを買いたい人
- 自宅にWiFiがある人
iPad初心者の方や自宅のWiFiがある人がおすすめですので、ぜひ参考にしてください。
iPadを初めて買う人
iPadを初めて購入する人には、セルラーモデルよりもWi‑Fiモデルの方がおすすめです。
Wi‑Fiモデルは価格が安く、月額の通信費も発生しないため、初期コストと維持費を抑えることができます。
例えばiPad(11世代, 128GB)では、AppleのWi‑Fiモデルとドコモのセルラーモデルで本体価格に約4万円の差があり、通信料を含めると負担はさらに大きくなります。
まずはWi‑Fiモデルで使用感を確かめ、必要に応じて買い替える方が賢明です。
安いiPadを買いたい人
Padを安く導入したい場合は、Wi‑Fiモデルを選ぶことで無駄な出費を大きく抑えられます。
セルラーモデルは本体価格が2〜3万円高く、さらにモバイル通信を利用するには別途回線契約が必要です。
Apple公式サイトでは同じ世代でもWi‑Fiとセルラーモデルで価格差がはっきりと出ており、維持費も含めた総支出に差が生じます。
コスト重視で選ぶなら、余計な支出を避けられるWi‑Fiモデルがおすすめです。
自宅にWiFiがある人
自宅にWi‑Fi環境が整っている人は、セルラーモデルでなくてもiPadを快適に使えます。
Wi‑Fiモデルは通信機能が内蔵されていない分だけ本体価格が安く、通信契約の手続きや月額費用も不要です。
自宅やカフェなどのフリーWi‑Fiがある場所を利用すれば、多くの場面でストレスなくインターネット接続が可能です。
固定の通信環境をすでに持っている場合、追加契約のないWi‑Fiモデルで十分に活用できます。
iPadのセルラーモデルがおすすめな人
一方でiPadのセルラーモデルがおすすめする人について解説します。
- 自宅にWiFiがなくテザリングをしたくない人
- スマホに負荷をかけたくない人
- GPS情報が必要な人
テザリングをしたくない人やGPS情報が必要な人におすすめなので、ぜひ参考にしてください。
自宅にWiFiがなくテザリングをしたくない人
自宅にWi‑Fi環境がない人で、スマホのテザリングを避けたい場合はセルラーモデルがおすすめです。
テザリングはスマホのバッテリーを急速に消耗させ、発熱の原因にもなりやすいため、長時間の利用に不向きです。
実際に、SNS上では「テザリング中にスマホが熱くなり、バッテリーが40%近く減った」といった声が複数あります。
快適な通信環境を確保したい場合は、iPad単体でインターネットに接続できるセルラーモデルがおすすめです。
スマホに負荷をかけたくない人
スマホへの負荷を避けたい人は、iPadのセルラーモデルを選ぶことをおすすめします。
テザリングはスマホのCPU使用率を上げ、バッテリー消耗や発熱リスクを高める要因になるからです。
実際にSNSやユーザーフォーラムでは、長時間テザリングを行うとスマホが熱くなり、30〜40%のバッテリー減少があるという報告も見られます。
スマホの寿命や安定性を維持したい人には、iPad単体で通信できるセルラーモデルがおすすめです。
GPS情報が必要な人
地図アプリやナビを正確に使いたい人には、GPS機能を備えたiPadのセルラーモデルがおすすめです。
Wi‑FiモデルはGPSチップを搭載しておらず、Wi‑Fi基地局情報をもとに位置を推定するため、精度が大きく劣ります。
Apple公式サポートでもセルラーモデルのみが正確な位置情報を取得できると明記されており、航空アプリやカーナビ利用時にも大切なポイントです。
位置精度が求められる用途には、セルラーモデルを選ぶことが推奨されます。
iPadのセルラーモデルはどこで契約すべき?おすすめの格安SIM5選
iPadのセルラーモデルの利用をおすすめする人を紹介しましたが、実際にどの携帯会社を使えば良いかわからない方もおおいかと思います。
この章では、iPadのセルラーモデルにおすすめの格安SIM会社について5社解説します。
なお、この5社の選定基準は以下のとおりです。
iPadのセルラーモデルで動作確認が取れていること
各社公式サイトでiPadの動作確認済み端末として明記されている。
データ通信専用SIM(またはeSIM)が提供されていること
音声通話が不要なiPadで使用できる点が確認済み。
料金が明瞭で、通信量に応じた選択肢があること
低容量プラン(3GB・5GB)から中容量(20GB)までの料金プランが公式に明示されている。
5G通信に標準対応していること
すべてのサービスが5G通信を追加料金なしで提供(IIJmio・povo・LINEMO・楽天モバイル・NUROモバイル)。
テザリングや通信品質など、他社との差別化ポイントが明確であること
povoの0円ベースやLINEMOのLINEギガフリー、楽天の無制限など、それぞれに固有の強みがある。
項目 | IIJmio | povo 2.0 | LINEMO | 楽天モバイル | NUROモバイル |
---|---|---|---|---|---|
月額料金(税込) | 2GB:¥850~/5GB:¥990~/10GB:¥1,500~ | 基本料:0円+データトッピング(例:3GB=¥990/20GB=¥2,700) | 3GB:¥990/20GB:¥2,728/30GB:¥2,970(「Best Plan V」) | 〜3GB:¥1,078/〜20GB:¥2,178/使い放題:¥3,278 | 初期費用¥3,740/5GBプランなど詳細未掲載 |
5G対応 | ◯(追加料金なし) | ◯(標準対応) | ◯(SoftBankの5G) | ◯(対応) | ◯(対応) |
データ繰り越し | ◯(未使用分は翌月へ繰り越し可) | ×(トッピング期限切れで消滅) | ×(繰り越し非対応) | ×(段階制のため繰り越し不要) | ◯(対応) |
利用回線 | ドコモ・au(利用者が選択可能) | au回線 | SoftBank回線 | 楽天回線(エリア外はauローミング) | 不明(ドコモ/au推定) |
それぞれの会社の特徴などについて解説しているので、ぜひ参考にしてください。
IIJmio

項目 | 詳細 |
---|---|
月額料金(税込) | 2GB:¥850~/5GB:¥990~/10GB:¥1,500~ |
5G対応 | ◯(追加料金なし) |
データ繰り越し | ◯(未使用分は翌月へ繰り越し可) |
利用回線 | ドコモ・au(利用者が選択可能) |
IIJmioはiPadのセルラーモデル利用者にとって、コストと柔軟性の両面で魅力のある格安SIMです。
ドコモ・auの回線に対応し、eSIMや物理SIMも選べるため、幅広いiPadモデルで利用可能です。
5GBで月額990円という料金設定は業界でも安く、動作確認済み端末リストが公式に掲載されています。
保証オプションも備わっており、iPadを安心して使いたい人にとっておすすめの格安SIMになります。
povo 2.0

項目 | 詳細 |
---|---|
月額料金(税込) | 基本料:0円+データトッピング(例:3GB=¥990/20GB=¥2,700) |
5G対応 | ◯(標準対応) |
データ繰り越し | ×(トッピング期限切れで消滅) |
利用回線 | au回線 |
povo 2.0は、iPadセルラーモデルを柔軟に運用したい人に適した格安SIMです。
基本料金は0円で、使いたいときにデータトッピングを追加できる仕組みが特徴です。
たとえば3GBを30日間990円で使えるほか、24時間データ使い放題なども選べます。
定額契約が不要なため、利用頻度が低い人やテザリングを避けたい人にも適しています。
通信コストを最小限に抑えたいiPadユーザーにおすすめです。
LINEMO

項目 | 詳細 |
---|---|
月額料金(税込) | 3GB:¥990/20GB:¥2,728/30GB:¥2,970(「Best Plan V」) |
5G対応 | ◯(SoftBankの5G) |
データ繰り越し | ×(繰り越し非対応) |
利用回線 | SoftBank回線 |
LINEMOは、iPadで安定した高速通信を求める人に向いた格安SIMです。
SoftBank回線をそのまま利用でき、5Gにも対応しているため、都市部での通信品質に優れます。
3GBのミニプラン(月額990円)や20GBのスマホプラン(月額2,728円)から選択可能です。
データ繰り越しは非対応ですが、LINE通話やトークのデータ消費がゼロになる利点があります。
iPadをオンライン中心に使いたい人にとって、使い勝手の良い通信サービスです。
楽天モバイル

項目 | 詳細 |
---|---|
月額料金(税込) | 〜3GB:¥1,078/〜20GB:¥2,178/使い放題:¥3,278 |
5G対応 | ◯(対応) |
データ繰り越し | ×(段階制のため繰り越し不要) |
利用回線 | 楽天回線(エリア外はauローミング) |
楽天モバイルは、iPadで大容量のデータ通信をしたい人に向いたサービスです。
段階制プランにより、3GBまでは月額1,078円、無制限でも3,278円とコストを抑えやすい点が特徴です。
エリア内であればデータ上限なく利用でき、テザリングも無料で提供されています。
eSIM対応のiPadなら申し込みから最短即日で開通でき、すぐに通信が可能になります。
通信量が多い人や在宅・外出先での利用頻度が高い人にとって便利な選択肢です。
NUROモバイル

項目 | 詳細 |
---|---|
月額料金(税込) | 初期費用¥3,740/5GBプランなど詳細未掲載 |
5G対応 | ◯(対応) |
データ繰り越し | ◯(対応) |
利用回線 | 不明(ドコモ/au推定) |
NUROモバイルは、コストを重視してiPadを運用したい人に適した格安SIMです。
月額792円で3GBが使える「VSプラン」など、安価なデータプランが複数用意されています。
データ繰り越し対応に加え、定期的に追加データがもらえる「Gigaプラス」も利用可能です。
ドコモ・au・SoftBankの3回線に対応しており、通信環境の選択肢が広がる点も利点といえます。
通信費を抑えつつも、安定した利用環境を求めるiPadユーザーに向いています。
iPadセルラーモデルを買うと後悔するのまとめ
iPadのセルラーモデルは、多くの人にとってコスト面で損をしやすい選択肢です。
本体価格がWiFiモデルよりも2万〜4万円程度高く、通信契約をすると毎月の費用も追加で発生します。
iPad Air 11インチでは、WiFiモデルとセルラーモデルで価格差が約3万円あり、ドコモなどのキャリアで契約すれば年間4万円以上の通信料も加算されます。
さらに購入後にWiFiモデルへ変更できない構造であるため、通信機能を活用しない人には過剰なスペックだと言えます。
自宅にWiFiがある、外出先ではテザリングを使うという人にはWiFiモデルが現実的です。
用途に見合わない機能に高額を払わないためにも、iPadの使用環境をよく確認してから選ぶことが重要です。
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